フランス語(français)のルーツ

当サイトは、フランス語の初心者が基本的な単語や会話を気軽に学べるように作られたものです。ちょっとした調べ物や旅のお供にご活用いただければ幸いです。
フランス国章



フランス語のルーツ
フランス語は、世界で英語の次に多く使用されている言語で、そのルーツはローマ帝国の言語だったラテン語にまで遡ります。まず、紀元前1世紀に皇帝カエサルがガリアを征服したことに伴い、ケルト語を使っていたガリア人がラテン語を徐々に習得します。5世紀頃になるとガリア人は自分たちの言語を捨てラテン語だけを使うようになります。その後、ゲルマン民族のフランク族がガリアを征服したことで、文化的に遅れていた彼らはガリア人の話すラテン語を使い始め、10世紀には自分たちの言語を使わなくなります。このようにガリアとフランクの独特の発音方法がラテン語と混ざり合ったことで、同じラテン語を起源とするイタリア語やスペイン語などとはかなり異なる、本来のラテン語から一番遠いロマンス語が誕生します。さらに16世紀のルネッサンス期に、イタリアとギリシャから豊富な語彙が流入し、17世紀に現代のフランス語(古典フランス語)ができました。文豪ゲーテは「フランス語は、書かれたラテン語からではなく、話されたラテン語から生じた」と言っていますが、まさにそんな感じですね。

また、フランス語と英語には共通点が多いですが、これは北部のノルマンディー地方に住んでいたノルマン人が11世紀にイギリスを征服し、しばらくノルマン王朝が続いたことに由来します。
ヴェルサイユ宮殿
ヴェルサイユ宮殿

フランス語を公用語とする機関
国際連合 (UN)、国際オリンピック委員会 (IOC)、国際サッカー連盟(FIFA)、国際電気通信連合 (ITU)、万国郵便連合 (UPU)、列国議会同盟、イスラム諸国会議機構、アフリカ連合 (AU)、北大西洋条約機構 (NATO)、国際標準化機構 (ISO) 、世界貿易機関 (WTO)、経済協力開発機構 (OECD) ただし、フランス語は唯一の公用語というわけではなく、英語と併用されています。


フランス語を公用語としている国
フランス、ベルギー、スイス、カナダ、モナコ、コンゴ民主共和国、マダガスカル、コートジボワール、カメルーン、ブルキナファソ、ニジェール、セネガル、マリ、チャド、ギニア、ルワンダ、ハイチ、ブルンジ、ベナン、トーゴ、中央アフリカ、コンゴ共和国、ガボン、コモロ、赤道ギニア、ジブチ、ルクセンブルク、バヌアツ、セーシェル。

国の標語
Liberté, Égalité, Fraternité
 自由、 平等、 友愛


パリと東京の平均気温比較
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
パリ
平均気温℃
4.75.58.410.814.818.020.420.216.712.57.95.7
東京
平均気温 ℃
4.85.48.814.519.621.426.429.126.219.412.77.3



アルファベット 英語と同じですが読み方は違います。
A a
B b
C c
D d
E e
F f
エフ
G g
ジェ
H h
アッシュ
I  i
J j
K k
L l
エル
M m
エム
N n
エヌ
O o
P p
Q q
クゥ
R r
エーる
S s
エス
T t
U u
V v
ヴェ
W w
ドゥブルヴェ
X x
イックス
Y y
イグれック
Z z
ゼッド


文の組み立て方
主語 + 動詞 +その他
Je suis japonais. 
ジュ スイ ジャポネ 私は日本人(男)です。

フランス語では、まず主語を置いてから動詞、その後に形容詞や動詞の目的語などを置きます。主語を省略することはできません。

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